お父さんの遺してくれた家
天国のお父さん、お元気ですか?
お父さんの遺してくれたこのお家、この機会に建て直そうと思っています。
たくさん想い出のつまった、このお家。寂しいけれど、もう床暖じゃないと耐えられないの。
お父さん、ありがとう。 娘のユリカより
寂しい気持ちと、建て直しへのワクワクを胸に不動産屋さんへ向かったユリカさん。
京都で一戸建てを構えるとなると、それなりのマネーが必要になります。
結婚で家を出てから、ずっと賃貸暮らしだったユリカさん。
憧れのマイホームを、そう床暖付きのマイホームを手に入れるのです。
そんなユリカさんの夢を打ち砕いたのは、接道2メートルの壁でした。
接道2メートルの壁
「そんな壁、知らないわよ」なんて方も多いのではないでしょうか。
実はお家を建てる時の条件として、敷地が建築基準法の道路に2メートル以上接していなければならないという条件があります(例外あり)。これが接道2メートルの壁です。
京都でよく見かける、細い通路を通った先にお家が広がっているというあの何とも言えない趣のある光景。
実はこの接道2メートルの壁にぶちあたっている可能性が高いのです。
ガックリと肩を落として不動産屋さんから出てきたユリカさん。
お父さんへの感謝の気持ちは消え、絶望感と怒りにさえ似た気持ちでいっぱいのようです。
「あんなボロ屋、いらないわよ!」
ユリカさんはトボトボと帰って行きました。
ユリカへ
すまない。お父さんも2メートルの壁なんてもの、知らなかったんだよ。
お父さんがあの家を買った時と、法律が変わってしまったんだな…。
本当にすまない。
せっかく遺言を遺して、お前を喜ばしてやろうと思ったのに。
オレは、オレは…
遺言書を作成する前に、まずはご相談を
遺言書はご自宅で、お一人でも作成することができます。
しかし、このお父さんのように、娘さんを喜ばせてあげようと遺言書を書いたにも関わらず、下準備が十分でなく、結果、娘さんを悲しませる場合も見受けられます。
そう、そしてお父さんはもう天国に行ってしまっていて、遺言書を作り直すことも、娘さんが喜ぶ状態にしてご自宅を相続させてあげることも、もう叶わないのです。
遺言書はご家族への、やり直しのきかない最期のラブレターです。
ユリカさんのお父さんのような失敗をしないためにも、ぜひお気軽にご相談ください。
